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  <title>アレがやって来る楽しげな日</title>
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  <description>ついに、、今日！</description>
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    <title>輝きの国へ</title>
    <description>
    <![CDATA[ヒトの髪の毛を一日一本抜いた場合、すべて抜き終わるまでに一体どれだけの年月が必要だというのか。<br />
ヒトの髪の毛（以降「毛」とする）はヒト一体につき10万本ほどが無造作に自生している為、10万日、というのがいかにも正しい答えのような気がしていた。私は若かった。<br />
10万日、つまり270と4年の年月を経て、輝かしい不毛の頭皮を獲得するというのは、ヒトの寿命を考えるとおよそ不可能なことであったからだ。<br />
しかし、現実世界に於いてはすべての毛を失い輝かしい頭皮（以降「ハゲ」とする）を達成するまではそれほどの時間がかからないというのが常識だ。<br />
なぜならば毛は作為的に取り除かずとも自動的に頭部から落下するからに他ならない。<br />
落下しゴミとなる毛の数が一日一本よりも遥かに多いということは、ヒトの生活環における疑いようもない事実だ。<br />
こうした効率化への熱心な取り組みにより、ハゲ達成までのプロセスは格段に短縮された。<br />
つい最近まで平均して274年もかかるはずだった作業は現在ではほんの数年～数十年で完了することになる。<br />
この技術革新により、作為的に毛を抜くという工程は否定される運びとなった。<br />
しかし、私の手には２０１９年現在も「毛抜き」が握られ、まるで毛を抜くかのような動作を繰り返し繰り返し行っている。<br />
これは実際に毛を抜くものではなく、精神状態をリラックスさせるためのヒト科特有の「癖」であると、一説には言われているので、否定を否定するつもりは毛頭ない。<br />
ハゲを完成させるためには、ヒトの寿命が今後延長する可能性も考慮しなければならない。<br />
その場合、現在のように自動落毛システムを使わずとも存命のうちにすべてを完了させることが可能となる。<br />
また、ヒトの毛は抜ければ生えてくることもあるという推測は、いまだ推測の域を出ないが、十分発生し得る事態であるということも念頭において慎重な作業を心がけなければならない。<br />
私がどうしてこれほどまでに頭部の輝かしさにこだわるのか。ここではその理由には触れないが、ヒトが内に秘めた闇とは対照的な光を無意識のうちに求めているということは、太陽信仰時代から脈々と受け継がれてきた人類社会全体にとっての財産であろう。<br />
輝かしさと引き換えに衝突安全性が損なわれるという意見も散見されるが、それは頭部を布やヘルメットで覆うことによって回避できるため、毛を保持する根拠にはなり得ない。<br />
また、高価なシャンプーや整髪料によって毛自体の輝きを高めることが可能という意見は、聞かなかったことにする。<br />
あらゆる情報を遮断した上で、このプロセスは達成させる。<br />
輝ける未来のために、毛抜きを握り、今日も私は戦う。]]>
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    <category>アレ</category>
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    <pubDate>Wed, 27 Mar 2019 19:40:46 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>「汁」</title>
    <description>
    <![CDATA[綺麗な桃色をした「汁」が、嗅いでみるととても青臭いことがある。でも飲んでみるとニオイほどには不味くもなく、むしろおいしいくらいだったりする。<br />
その「汁」に一晩ひたしておいたティッシュを、顔に貼り付けて歩いていると、３歳は若く見られる。<br />
ここではそういう効能がありそうな汁について解説する。<br />
効能は実際に確認されたものではなく、あくまでも個人の感想で、「汁」を飲んだ人間は十人十色の感想を持つので、つまりその「汁」の効能はそれを飲む人間の数だけ無数にあり、つまり癌をも治すし、不老不死など、かつては不可能と考えられていたことすら、可能にしてしまうだろう。<br />
問題は、「汁」の用法にある。飲むか、顔に貼るか、床にこぼしてペットのように愛でるか、使い方も十人十色であっては、「汁」を生産する側も、流通に携わる側も、販売する側も、どういう顔で使用者に媚びればいいか、分からなくなってしまう。<br />
そこで開発されたのが、いわゆる自動販売機で、これは人間とは違い顔を持たないので、いつも冷たいまま、確実な「汁」を使用者に提供できるのである。<br />
この画期的な発明品を手に入れた専門家の田中氏（仮名）は、次のように話している。<br />
「100円だと思ったら30円だったんで、得した気分です」<br />
また、「汁」については、<br />
「実際の効能より気持ちの方を大切にしたいです」<br />
と答えている。<br />
これらの証言により、「汁」と名付けられた液体を、あまり価値のない、つまらないもののように考える人が増えたが、それは誤解であり、実際には桃色の「汁」は緑色の「汁」よりずっと高価で、セール期間中でも１リッター辺り120円ほどの価格で取引されている。<br />
業界ではただの「汁」を桃ジュースとして販売する試みもある。<br />
しかしこれは現実的ではないだろう。桃ジュースは香料を添加することにより、桃の香りを表現することに成功しているため、青臭い「汁」と比べるとその表現力には天と地ほどの差がある。<br />
更に、桃ジュースには当然桃から作られているだろうと消費者に思わせる技術力もある。基本的に原料が伏せられていて、誰しもに誤解されている「汁」とは、雲泥の差である。<br />
仮に「汁」の原料が明かされることがあっても、それは「汁」が人間社会に与える影響力が限りなくゼロになったときで、つまり時既に遅し、というわけである。<br />
ところが投資家の鈴木氏（通称）はこれに異論を唱えた。<br />
「桃ジュースよりもおいしいです」<br />
息を引き取る前にWEBカメラの前で鈴木氏が言い放った正論はまたたく間にインターネットの海を駆け巡り、ついにはラオスの首都ヴィエンチャンまで辿り着く運びとなった。<br />
結論として、「汁」に桃色の着色料を添加する際に、ついでに桃の香料も紛れ込ませば、効能も、使用方法も、桃ジュースとほとんど変わらない液体が完成するということが分かった。<br />
「汁」がほぼ桃ジュースであるなら、ペットに間違われることもないし、顔に貼り付けても、「汁」に含まれるはずの糖分が皮膚に悪影響を与えるので、いずれ影響力を失うという可能性も考えにくい。<br />
この事実により、今の人類は、「汁」を「汁」として認め、「汁」との共存の道を模索し始める段階に来ている。<br />
１.ニオイや味で人を判断しない<br />
２.用法容量を守って正しく生きる<br />
３.人間もペットも同じ有機物である<br />
私が導き出した結論の正しさを、ご理解いただけたことを願い、この妄言を閉じる。]]>
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    <category>アレ</category>
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    <pubDate>Sun, 03 Sep 2017 17:38:55 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>ひょっとして:</title>
    <description>
    <![CDATA[ひょっひょっひょ<br />
というのは電線と電線の間をすり抜けてゆくハリネズミが出す擬音だよ。（かわいいね）<br />
ハリネズミには飛ぶタイプと飛ばないタイプがいるけど、ここでいうハリネズミ（つまりハリネズミ）は、飛ぶタイプのこと。<br />
飛ぶタイプのハリネズミは、すい臓の中にヘリウムを飼っているから飛ぶことができる、と一般的には言われている。<br />
でもあの子（確か伊藤さん）はその一般論に疑問を持ち、ハムスターを飼い始めた。<br />
ハムスターとは、ハリネズミの親戚の、ちょうど従兄弟のような存在で、飛ぶタイプはいないけど、煮込むとおいしい。<br />
同じく特徴的な生き物に、ミミズというものがいて、これはよく電線に絡まって死んでいるんだって。<br />
話が逸れたね。<br />
そうそう、ひょっひょっひょ<br />
この音。オノマトペ。ハリネズミの紫色の背中から少しずつ漏れてしまうヘリウムが、電線に止まっているセキセイインコから排泄される便にぶつかって、なんらかの化学反応を起こすことによる音だとも言われてるんだけど、そうするとハリネズミよりセキセイインコの方が重要ということになってしまう。<br />
セキセイインコは電線に絡まったミミズを食べてくれる益虫だから、ハムスターのように煮込み料理には向かない。<br />
それを知ってか知らずか、あの子（鈴木さんだったかも）は、あの擬音の話を私にしたんだ。<br />
そして私はそれを信じた。<br />
だから、私も今、ハリネズミよりハムスター派になりつつある。<br />
煮込み料理は時間がかかるけど煮込まない料理（焼き鳥など）よりおいしいから、当然っちゃあ当然だね。<br />
ハムスターの若い葉の筋から取れる出汁は、約98度で沸騰し、鍋の蓋の穴からひょっひょっひょ、って音がする。<br />
だから、実質ハリネズミを庭で飛ばしているのと変わらない多幸感が味わえる。<br />
しかも安い（国によっては三百円くらいで買える）。<br />
よって、私自身が飛ぶタイプじゃなくても、身分証を偽造することで簡単に手に入る（ただし飛ばないタイプのハリネズミの方が入手困難。なぜならばヘリウムが枯渇した後に出現するから。ヘリウムはまだ現存している元素。）<br />
ひょっひょっひょ～！<br />
今日も楽しい朝が来た。]]>
    </description>
    <category>アレ</category>
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    <pubDate>Sat, 15 Oct 2016 20:02:57 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>唯一の意味を持つ一枚の紙の言葉と、誤解を生み得ない唯一の概念</title>
    <description>
    <![CDATA[ずいぶん長い間続いていた工事がついに終了し、黒々と真新しい床が敷き詰められたソトで、その暴力的なまでの芳香を放つ床の上で、誤解のない言葉を印刷した紙を配るヒトが、私にもついにくれました。ずいぶん長いこと欲していた、何の寓意も、ウラもない、オモテだけの薄い紙の上の言葉が、私にも、例のコドモにも、先生にも、外国人にも、等しくばら撒かれ、それらを眺める私たちは同じ、ひとつの意味のみを思い浮かべるよう、意味を固定し、それを明るい人間にも暗い人間にも、病気の人間にも、等しく届けられるように、仕向けられた、そういう意図で作成された文字を、意味を知りました。<br />
紙の材料となる木材は、私と、コドモと、先生と、あの外国人が今までに一度も行ったことのない国で生まれた原料を元に作成された紙となっており、その価値は、私たちにとっては低いものではありませんが、この文字を読まない国の人たちにとっては低いもので、木を斬った人間に支払う賃金、木を斬る際に使用したチェーンソーの燃料費、すごく安いそれらよりもさらに低い価格で、売られたものでした。<br />
「この紙は１枚１円です」と印刷されていました。鮮やかなまでに黒々としたインクで、視力の弱い人間にも読みやすいハッキリとしたゴシック体で印字された文章は、何かの比喩であるはずがないのです。この紙を製造した人間の意図は、この紙の価格を正確に伝える、ただそれだけを意図して製造された言葉でした。<br />
私と、コドモと、先生と、外国人が、この紙に対してそれぞれ違う印象を抱いたとします。「安い」「高い」「嘘だ」「紙だ」と、言葉はまったく違いますが、どれも同じ意味で、同じ景色を異なる言葉で表現しているに過ぎません。脳の中ではどれもこれも等しく処理され、共通概念として理解されました。それを、私たちが理解したことを、証明する紙でした。<br />
紙に使用方法は記されていませんが、誤解を生まない紙は、私に、まるで精神安定剤のように、落ち着きと安らぎを与え、私は、これを、コドモや先生、外国人だけではなく、あの工事に携わった非正規労働者や、この紙に使われた黒々としたインクを製造した会社の役員の方々にも、おすそ分けしたいという衝動にかられました。そのために私は、この紙を私たちに与えるヒトに少しの路銀を与え、もっと広い範囲でこの紙を配布してほしい、そう告げて帰宅しました。<br />
私は私の意図を明確に伝えたつもりですが、私の言葉は、紙の上の言葉とは違い、誤解を生む可能性を秘めている、不思議なものでした。なので、紙を配る役割を与えられたヒトは、私と、コドモや先生や外国人の心の中にある普遍的な概念を、正確に把握したとは言い難いのです。表面上は理解したものの、その脳の奥深くまでに浸透し得る理由を、正しく認識できたという保障はありません。あのヒトは紙を与えるのみで、数千枚の紙を受け取りましたが、あのヒトが受け取る紙は一枚もなかったからです。<br />
故に、他意のない穏やかな気持ちが、非正規労働者や会社役員を初めとした世界中の人間たちに、あまねく平等に与えられるというのは、私や、コドモ、先生、外国人が同じように願っている、ただの理想であり、その願いや祈り、呪いにも似た執念、それらはやはり複数の意味を持ちうるものなので、この紙ほどの価値は見出せませんでした。<br />
私が、この紙を直接あなたに渡せばいいのです。間違いのないように、顔を合わせ、目と目を合わせ、「今から与えます」「受け取ります」と誤解のない会話を交わし、手から手へ、確かに移動させれば、この安らかな概念は間違いなくあなたと共有されることになり、この行動を繰り返すことにより、世界の人々は徐々にこの意味を知っていくことができるでしょう。しかしそれには膨大な時間が必要になるでしょう。<br />
あまりにも長い、平穏ではない日々のなかで、紙を受け取れる予定だった人間たちは次から次への死亡してゆき、紙に書かれた文字を世界中のすべての人間が知るよりも前に、人間という種が滅びてしまうほどです。<br />
ですから、結局、唯一の意味を持つ言葉を、概念を、共有できる人間は非常に限定的な環境で、少人数で、誤解なき平等な安寧というものはその小さな世界にのみ存在し得るものでした。<br />
紙が与える素晴らしい価値は、その紙を素晴らしいものにしましたが、それはただの紙でした。文字が書いてありますが、日本語の文字なので、世界中の人が仮に紙を受けとることに成功したとしても、やはり、紙には紙の価値しかありませんでした。<br />
紙の原料となる木を育てた人間と、木を斬った人間と、斬った木を紙にした人間と、印刷した人間、印刷するためのインクを作った会社の役員たち、紙を届けた車の運転手とガソリンとガソリンを掘った人間、紙を配るために行われた道路工事に携わったすべての非正規労働者、床の上に立っていたヒト、それぞれの賃金（税金を引いた額）を合わせ、人数で割った分の価値が、この紙の正しい価格で、この紙が畳まれ、捨てられ、燃やされることがあってもその価値だけは未来永劫残り、穏やかな意図は何一つ残らず、誤解のある世界が明日も続きます。<br />
誤解は未来永劫なくならないのです。このような廉価で素晴らしい紙が存在していても尚、人間たちは様々な思考回路で好き好きに理解することをやめません。理解できない暗い人もいます。理解する機会を未来永劫失った病気の人もいます。病気も、頭の病気、目の病気、色々あります。<br />
つまり、私たちは、人間たちは、色々な意味の言葉を、あらゆる音の言語を、同じように理解することなく、明日も続きます。ところどころで終わり、未来永劫に残るのは、紙の「１円」という、これ以上ないほどに正しい価値だけなのです。]]>
    </description>
    <category>アレ</category>
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    <pubDate>Sun, 26 Apr 2015 19:25:36 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>私の今の状態の私の浮遊状態の継続的状態について、私が今話しておきたいこと。</title>
    <description>
    <![CDATA[回る椅子に腰掛けた私は回らず、<br />
いつものように足を組むと、そのまま浮上しました。<br />
このようなこと、この星の重力下では不可能なはずですが、<br />
私には関係のないことです。<br />
体は椅子の上空5cm～10cmの距離を、ふわふわと上下に揺れながら浮いています。<br />
浮きながら私、仕事をしています。<br />
携帯電話を握って、あと少しでやって来る未来の話をしながら、輝度を落としたディスプレイのぼんやりとした光を浴びながら、文字を読んで、写真を見て考えて、考えついた未来の話をすぐに話して、<br />
全面的な否定を聞きながら、でもまだ浮いたままです。<br />
浮いたままさらに先の未来を考えて、それをまたすぐに言葉にしましたが、<br />
いよいよ人格まで否定するような言葉を返されて、<br />
少しだけなみだ目になりながら浮いています。<br />
<br />
その頃、私は窓枠に座って、飛び降りようか、飛び降りまいか、割と真剣に悩んでいました。<br />
地面までは約80cm、怪我をするような高さではないです。<br />
ただ、地面には雑草が生い茂り、雑草は朝露につつまれて、飛び降りたらきっと足をぬらしてしまうな、靴を持ってこようかな、<br />
と悩んでいる私のお尻はまだ出窓の広々とした窓枠に密着しています。<br />
今のところ浮上する気配はなくて、もし飛び降りた先にカエルがいて、踏んじゃったらどうしようだとか、<br />
釘が落ちてたらもっと危ないだとか、その危険を回避するためにも靴がいるな、ああでも玄関まで取りに行くなら普通に玄関から出ればいいじゃない！<br />
なんて、悩み悩んでいるのです。<br />
<br />
それが今この瞬間、回る椅子の上で浮遊している私です。<br />
<br />
さらに一方では、私は騒がしい教室の中で机に突っ伏して寝たふりをしています。<br />
今は休み時間です。寝たふりをしながら周りの音を聞いています。<br />
ここでもまだ、お尻は木とスチールで出来た硬い椅子に密着したままです。<br />
ときどき、椅子の前足が数cm浮上し、まるで体が浮遊しているかのような感覚になりますが、それは錯覚というものです。船こぎとかシーソーとか呼ばれる行為です。<br />
騒がしくて、騒がしくて、その騒がしさを構成するほとんどの発言が、今の私には全く価値のない情報で、<br />
その中で途切れ途切れ聞こえる価値のある情報を繋ぎ合わせて、次の妄想の種にします。<br />
妄想するのは少しだけ先の未来。<br />
今、あちらで浮遊している私には全く価値のない未来。<br />
数分後、数時間後、数日後、やって来ることのない未来。<br />
妄想は妄想のままで、<br />
<br />
今、私は浮いています。<br />
一体何十年、ここで、あちらで、町で、あなたと、私と、私たち、あなたたち、村で、ひとりで、朝と、夜と、どれくらい生きてきたのでしょう。<br />
二十六年、と電話のむこうであなたは、いつもそっけないくせに妙に私のことについて詳しいあなたは、<br />
教えてくれたその年齢は、きっと正しいのでしょう。<br />
この星が地球ならば、私が人間ならば、<br />
きっとあなたはいつでも正しい。<br />
<br />
だけど私、浮いています。<br />
空気が読めないだとかそういう意味ではありません。<br />
物理的法則に反して、物理的に浮いています。<br />
飛行機に乗っているわけでもないです。<br />
回る椅子の上で、ほんの少しだけ浮上した、<br />
<br />
私は数十年、数百年の思い出を、<br />
来ない未来の妄想を、<br />
あなたに話し続けるという仕事を続けます。<br />
浮いたままで続けます。<br />
<br />
薄暗い部屋で、回る椅子の上で、<br />
お尻が椅子に、落ちる日まで。]]>
    </description>
    <category>アレ</category>
    <link>http://mitsumeinu.blog.shinobi.jp/%E3%82%A2%E3%83%AC/%E7%A7%81%E3%81%AE%E4%BB%8A%E3%81%AE%E7%8A%B6%E6%85%8B%E3%81%AE%E7%A7%81%E3%81%AE%E6%B5%AE%E9%81%8A%E7%8A%B6%E6%85%8B%E3%81%AE%E7%B6%99%E7%B6%9A%E7%9A%84%E7%8A%B6%E6%85%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%80%81%E7%A7%81%E3%81%8C</link>
    <pubDate>Sat, 27 Jul 2013 16:34:50 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>落ちた地面に対する角度は其の様に</title>
    <description>
    <![CDATA[首を斜めに傾けていては、見えないヒントがあるの、<br />
そうは言っても、ラクなポーズを、続けていたい、<br />
誰かに見せるためではなく、自らを騙すためのポーズを、<br />
それで、仕方がないから、ノーヒントで挑むの、<br />
それで負けるの、<br />
知ってる、見えてる、ノーヒントでもわかる答えよ、<br />
それを導き出した、<br />
首を斜めに傾けなければ導き出せない答えよ、<br />
それが、単純に、負けているから、<br />
首を真っ直ぐにして考える未来より、<br />
負けているのわかるから、<br />
傾いた首を立てたい、<br />
そう思っても、もう脊椎は歪んでいて、<br />
それもわかるから、もう、このまま固まっていくの、<br />
首が斜めに傾いたまま、<br />
不十分な情報と、不十分な未来を、<br />
噛み締めるだけの、顎の力さえなくても、<br />
うっすら笑っている、立ち止まって、<br />
ずっと、終わりまで笑っている、<br />
遠くの火事が、すぐ足元まで来て、体を包んでも、<br />
泣きながら叫びながら笑っている、<br />
ただの怖い人なの、<br />
動かないドウブツなの、<br />
そうなの、]]>
    </description>
    <category>アレ</category>
    <link>http://mitsumeinu.blog.shinobi.jp/%E3%82%A2%E3%83%AC/%E8%90%BD%E3%81%A1%E3%81%9F%E5%9C%B0%E9%9D%A2%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E8%A7%92%E5%BA%A6%E3%81%AF%E5%85%B6%E3%81%AE%E6%A7%98%E3%81%AB</link>
    <pubDate>Fri, 12 Apr 2013 10:15:42 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>おめでたい冷凍庫事変</title>
    <description>
    <![CDATA[ソレ嘘でしょ<br />
「たべた」「たべてない」<br />
どっちか嘘でしょ<br />
「うそじゃないよ」「うそじゃないよ」<br />
冷凍庫開けりゃわかるでしょ<br />
「あけないで」「あけないで」<br />
なんでなんでどうしてどうして<br />
どうしてどうして<br />
どうしてどうして<br />
どうしてどうして<br />
<br />
よく訊かれます。<br />
答えをいいます。冷凍庫の中にはなんか硬いのが入ってます。<br />
なんか硬いのは、噛んだ瞬間歯が折れて、呑みこんだ瞬間死ぬようなアレなので、ま、食べ物じゃないです。<br />
食べ物のように見せかけて使うと便利です。<br />
写真を撮って（おいしかった♪）と書いてブログに載せるとかするといいです。<br />
（ずるい！わたしもたべたい！）と言わせりゃこっちのもんです。<br />
実際は食べ物じゃないので食べたも食べないもないです。<br />
食べないのではなく「食べられない」のです。<br />
顕微鏡を使って表面をよ～く観察すると「DO NOT EAT」って書いてあります。英語で書いてあります。<br />
ではなんか硬いのはアメリカ産なのでしょうか。<br />
それはどうでしょう。英語が書いてあるからと言ってアメリカ産とは限りません。<br />
日本人の私もこれくらいの英語は書けるので、どこの誰が作ったのか、正直、全くわからないですね。<br />
あ、そうです。知らないんです。<br />
私も実は詳しくは知らないので、<br />
「たべた」と言い張る人たちと、「たべてない」と言い張る人たちに訊いた方がいいと思います。<br />
ろくな答えが返ってこないのを保障します。<br />
責任ですか。<br />
私には最初から責任はありません。<br />
誰からも、任せられた覚えはないですよ。<br />
（ずるい！ずるい！）<br />
こっちのもんです。<br />
誰も開けたくない冷凍庫、このなんだかとてもおめでたい土曜日に、あなたが開けてきてください。<br />
私は知りません。]]>
    </description>
    <category>アレ</category>
    <link>http://mitsumeinu.blog.shinobi.jp/%E3%82%A2%E3%83%AC/%E3%81%8A%E3%82%81%E3%81%A7%E3%81%9F%E3%81%84%E5%86%B7%E5%87%8D%E5%BA%AB%E4%BA%8B%E5%A4%89</link>
    <pubDate>Fri, 08 Feb 2013 19:36:32 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>♪ハトのレクイエム</title>
    <description>
    <![CDATA[<object type="application/x-oleobject" classid="clsid:22D6F312-B0F6-11D0-94AB-0080C74C7E95" width="175" height="45"><param name="autostart" value="false" /><param name="filename" value="http://file.mitsumeinu.blog.shinobi.jp/hatoiem2.mp3" /><param name="showcontrols" value="true" /><embed name="8225506094622794" src="//mitsumeinu.blog.shinobi.jp/File/hatoiem2.mp3" type="application/x-mplayer2" showcontrols="1" autostart="0" pluginspage="http://www.microsoft.com/Windows/MediaPlayer/" width="175" height="45"></embed></object><br />
昨夜は暑くて眠れなかった<br />
君は冷蔵庫でアレを食べた<br />
ムシャムシャペシャクシャ音を立てて<br />
朝日の昇る頃出て行った<br />
ハトが死んだら呪いをかけて<br />
適度に冷やして召し上がれ<br />
粉になった僕が君のエサになる<br />
<br />
一昨日観た夢 鉛の羽<br />
どうせ飛び立てない鋼の檻<br />
次々替わる顔 ぼやけたまま<br />
夕立ち 片頭痛に目を醒ます<br />
僕のくちばし 金色の天使<br />
おもちゃのカンヅメに変わるの<br />
嘲笑った君にハトが群がるの<br />
<br />
こんやはあつくてねむれない<br />
きみはれいぞうこ　あれたべる<br />
むちゃくちゃむしゃくしゃして　やった<br />
あさひののぼるまえ えさになる<br />
ぼくがえさになる<br />
きみのえさになる<br />
はとのえさ]]>
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    <category>アレ</category>
    <link>http://mitsumeinu.blog.shinobi.jp/%E3%82%A2%E3%83%AC/%E2%99%AA%E3%83%8F%E3%83%88%E3%81%AE%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%A0</link>
    <pubDate>Tue, 25 Sep 2012 18:50:25 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>おなべ</title>
    <description>
    <![CDATA[わたしのご飯　毎日おなべ<br />
ぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつ<br />
いつも煮えてる　ずっと煮えてる　秘伝のスープ<br />
減ったら注ぎ足し　もう何年<br />
<br />
わたしのおなべ　大きいおなべ<br />
少しずつ具を足して　少しずつ食べて<br />
少しずつ　少しずつね<br />
<br />
火は危ない　火は危険<br />
火事は怖い　でも火事よりも怖いのは<br />
この火が消えること<br />
おなべが冷めること<br />
すべて空になってしまうこと<br />
<br />
だから見てる　ずっと見てる<br />
遊んでる暇なんてない<br />
休んでる暇もない<br />
この火が消えないように<br />
足しながら食べながら<br />
あしたも食べられるように<br />
あさっても　しあさっても<br />
来年も　再来年も<br />
数十年後の　ずっと未来も<br />
毎日おなべ　ずっとおなべ<br />
飽きても　まずくても<br />
すごくまずくても]]>
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    <category>アレ</category>
    <link>http://mitsumeinu.blog.shinobi.jp/%E3%82%A2%E3%83%AC/%E3%81%8A%E3%81%AA%E3%81%B9</link>
    <pubDate>Sun, 16 Sep 2012 18:56:23 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>私、知らないから、ほしいの。</title>
    <description>
    <![CDATA[床板の、板とイタの隙間に挟まったアレを取るために、スカート捲って、屈んで、<br />
顔を床にべっとりつけているところをヒトに見られました。<br />
すぐに、「感染する！感染する！」と騒がれてしまったので、仕方がなく掃除のフリをしました。ぺろぺろ。<br />
塩や、砂糖、小麦粉、片栗粉、洗濯洗剤まで、粉という粉がばら撒かれた床の上。<br />
おまけに黒いような紫なような暗い煙が立ち昇れず1階で彷徨っています。<br />
煙の中には、虫や、猫もいましたが、見えません。<br />
虫や猫に噛まれる以上に危険なウイルスが、この黒い隙間には潜んでいるらしいです。<br />
キャベツやホウレンソウに混入しがちな似たようなウイルスとは比べ物にならないくらい、凶悪なやつらしいです。<br />
しかし、アレがどうしても欲しい。<br />
もちろん、感染はしたくないけれど、だから、感染しないって信じてるのに、余計なこと言わないでください！<br />
私の睫毛が、イタと板の間に挟まり、抜けてしまうという事件が起きました。<br />
大丈夫、大丈夫、大丈夫、自分に言い聞かせる私。<br />
睫毛が抜けたくらいで私は死なないし、髪の毛が全部抜けたところで恥ずかしいとも思わない。<br />
そんな図太い神経、長年の室内生活で獲得しました。<br />
「感染！感染！」まだ言ってます。黙っててって言ったのに。<br />
それにね、感染したところで私、病院には行きませんよ。それよりも早くアレを！アレを。アレを。<br />
あなたはアレを知っているんですか。持っているんですか。隠しているんですか。<br />
私をきちがいだと思いますか。<br />
一度、ユメを観ました。白い粉が私に降り注ぎ、私はくしゃみをするんです。<br />
唾液はあなた目がけて飛んでゆき、あなたは「臭い」と言いました。<br />
ユメの話なんで気にしなくて結構ですけど、あれ、そもそも気にしてませんでした？<br />
そうでした。あなたは病気のことばかり言う。わたしの病気が、あなたにうつって、寿命が縮むって、<br />
そう考えているんでしょう？タバコを吸いながら。<br />
そんな煙よりこっちのケムリの方がおいしいですよ、と勧めたこともあったんですけどね、聞いてませんでしたよね、そもそも。<br />
そもそもがあなた、耳の形したやつ二つつけてますけど、それ取れるんでしょう？<br />
ぴっ、と取ると、そこに穴はなくて、ただ「のりしろ」って薄い文字で書いてあるんでしょう？<br />
ああだからか、だからですね。はあはあなるほど。構ってやることなかったですね。<br />
私は私の作業を続けましょう。続けながら、独り言を喋りましょう。<br />
あなたに言ってるんじゃないですよ。<br />
どいてください！どいてください！<br />
アレが、見えないじゃないですか！私にアレを！アレを！アレをください！<br />
せめてどんなか、形だけでもちょっと、においだけでもちょっと、ね、教えてください！見せて見せて！<br />
知りたい、って心の底から思っているのに、あなたはまだ笑ってる。<br />
床は黙ってる。]]>
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    <category>アレ</category>
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    <pubDate>Fri, 10 Aug 2012 13:50:39 GMT</pubDate>
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